項 1 / 8
目的と使う場面を知る
何ができるようになるか、何のために学ぶかを確認します。
今回できるようになること
見た目を変えず、actionのホストだけが正規ホストに変わる。
この節で学ぶ理由と、前後の節とのつながり
このセクションの位置づけ
なぜ、今これを学ぶのか
経理から「今日中に振込先を変更」とメールが来ました。担当者名も会社ロゴも合っています。
この後、何につながるか
メールの確認方法を学んだら、次はアプリの不具合を修正した新しい版へ更新する練習をします。
実務では、どんな場面?
この節の本文で学んだことを、ログイン画面の送信先を読み、偽のURLを見つける実習で確かめます。扱う情報は配布した架空データだけです。
読み始める前に:この節の前提と言葉
経理から「今日中に振込先を変更」とメールが来ました。担当者名も会社ロゴも合っています。
- フィッシング
- 偽の案内で秘密や操作を引き出す手口
- 通信先と要求する場所を表すもの
フィッシングは、偽のメールや画面を使い、パスワードの入力や送金などをさせる手口です。差出人の表示名、会社のロゴ、自然な日本語はコピーできます。「今日中に」と急がせる、秘密の番号を尋ねる、振込先を変更させる依頼では、見た目だけで本物と判断しないでください。誰が、何の手続きを、なぜ頼んでいるかを確認します。
並んだ項目を見比べ、違う点と同じ点を読み取ります。
- 会社らしいメール:表示名・ロゴ・自然な文章
- 依頼を確認した結果:普段の窓口が本当に送ったか
見た目はコピーできます。急がせる文面でも、手続き前に依頼を確認します。
- 依頼を読む
- 普段の連絡先で確認
- 偽なら中止、本物なら手続き
- 必要な相手へ報告
怪しいメールに書かれた電話番号へかけても、偽メールを送った相手につながるかもしれません。以前から使っている社内の電話帳や、自分で開いた公式アプリから担当者に連絡し、その依頼を本当に送ったか確かめます。メールのリンク先に鍵のマークがあっても、それだけでは正しい会社の依頼だとは分かりません。された偽サイトも作れるためです。
並んだ項目を見比べ、違う点と同じ点を読み取ります。
- メール内の連絡先:偽の相手につながる恐れ
- 普段から使う窓口:社内電話帳や公式アプリから確認
届いたメールの外から、以前から知っている連絡先を使います。
普段から知っている担当者が「その依頼は送っていない」と答えたら、手続きを止め、会社で決められた窓口へ報告します。本物だと確認できた場合は、会社の手順に従って処理します。何でも拒否すると必要な仕事まで止まります。調査に必要なメールは決められた方法で保管し、危険なリンクを無関係な人へ広めないでください。添付ファイルを開いてしまった場合も、隠さず、いつ何をしたかを担当者に伝えます。
最初の問いに「はい」か「いいえ」で答え、対応する矢印をたどります。
- その依頼を送ったか:普段から知っている窓口で確認
- 本物と確認できた:会社の手順で処理する
- 送っていない:手続きを止めて報告する
未確認のまま進めません。添付を開いた場合も、いつ何をしたかを担当者へ伝えます。
届いた依頼を別の連絡先で確かめる考え方を、偽のログイン画面の資料に使います。login.txtに書いたHTMLのformは入力を送る仕組み、actionは送信先です。表示するロゴや文章とは別に、送信先のを確認します。
accounts.example.test.evil.invalidはaccounts.example.testとは別の相手です。実習ではactionの相手を直し、表示名が同じでも送信先だけが変わることをPythonの出力で確かめます。login.txtは文章として読み、本物の秘密の入力や外部への送信は行いません。
- 画面の表示名
- formのactionを読む
- 実際の送信先と照合
別の条件で使う準備
パスワードの再設定、請求書、社内チャットの依頼を確認する
- 届いた依頼と、普段から知っている別の連絡先で確認した結果を読みます。
- 依頼が本物の場合と偽物の場合で、取る行動を比べます。
- 記録を残し、不要な送信や実行をせず、本物の依頼には対応できたか説明します。
ここでは実務で条件が増えた場合の考え方も紹介しました。今回の実習で操作する範囲は、次の「自分のパソコンで確かめる」で確認します。追加の別課題を提出する必要はありません。
ログイン画面の送信先を読み、偽のURLを見つける
本文の知識を、この実習でどう使うか
HTMLのformは入力を送る仕組み、actionは送信先です。画面のロゴや文字が同じでも、actionの相手は別にできます。
- 画面の表示
- formのaction
- 情報を受け取る相手
結果が違ったときに考えること:正規の名前を含んでいても、末尾に別のドメインが続けば別の相手です。表示名を直すだけでは送信先は変わりません。
見た目を変えず、actionのホストだけが正規ホストに変わる。
WindowsまたはMacの操作手順、準備に失敗したときの確認方法、実行コマンドは実習画面に用意しています。ページ下部の「準備から実習を始める」から進んでください。
この実習の架空データで確認した結果です。実際の利用者や本番システムの安全性を保証しません。