項 1 / 8
目的と使う場面を知る
何ができるようになるか、何のために学ぶかを確認します。
今回できるようになること
版を2へ変え、二つの設定を有効にしても、変更前の記録が残る。
この節で学ぶ理由と、前後の節とのつながり
このセクションの位置づけ
なぜ、今これを学ぶのか
書類アプリに弱点が見つかりました。更新すればよい一方、仕事が動かなくなる心配もあります。
この後、何につながるか
更新に失敗したときにも戻れるよう、次は使えるコピーから復元する練習をします。
実務では、どんな場面?
アプリ更新の前後で設定を読み直すため、架空のデータを自分のパソコンで処理します。
読み始める前に:この節の前提と言葉
書類アプリに弱点が見つかりました。更新すればよい一方、仕事が動かなくなる心配もあります。
- 脆弱性
- 悪用につながり得る仕組みの弱点
- パッチ
- 不具合などを修正する更新
脆弱性とは、設計やプログラムにある、悪用される恐れのある弱点です。弱点が見つかったことと、すでに誰かに侵入されたことは別です。修正版の配布があったら、使っている、ブラウザー、アプリ、機器の名前と版の番号を調べ、その修正が必要か確認します。版の番号は、同じアプリの新旧を見分けるための番号です。
並んだ項目を見比べ、違う点と同じ点を読み取ります。
- 修正が必要な版:悪用される恐れのある弱点
- 実際の被害の記録:操作や変更が起きた証拠
脆弱性が見つかったという情報だけで、侵入済みとは決めません。
- アプリの版を確認
- 変更前の状態を保存
- 修正版へ更新
- 使えるか試し、失敗時は戻す
アプリやの公式の更新機能など、提供元を確認できる方法で更新します。広告で突然勧められた「修復ソフト」を入れると、かえって問題が起きる恐れがあります。使わないアプリを減らし、普段の作業ではパソコン全体の設定を変えられる管理者権限を使わないことも備えになります。提供元のサポートが終わり、修正版が配布されない製品は、別の製品への移行などを検討します。
矢印の順に、何が行われるかを読みます。
- 製品と版を確認:自分のアプリが対象か
- 公式の更新機能:配布元を確認する
- 修正版へ更新:不要なアプリも減らす
突然の広告が勧める修復ソフトではなく、提供元を確認できる方法を使います。
更新前に、必要なデータや設定を保存し、失敗したときに戻せるようにします。更新後は、書類を開く、保存するなど、実際に仕事で使う機能を試します。版の番号が新しくなっただけでは、仕事に使えるかは分かりません。古い版へ戻すと弱点も戻る可能性があるため、そのまま使い続けてよいか、利用を制限すべきかを担当者と決めます。
矢印の順に、何が行われるかを読みます。
- データと設定を保管:戻す方法を用意
- 更新を適用:修正版になったか
- 仕事の機能を試す:開く・保存するを確認
古い版へ戻すと弱点も戻る可能性があります。利用制限などを担当者と判断します。
実習ではsettings.jsonの架空アプリの設定を直します。versionは版、autoUpdateは自動更新、screenLockは画面ロックです。はその機能が有効であることを表します。
before.jsonは変更前の記録なので編集しません。実行後に新旧の値を比べ、必要な二つの機能が有効で、変更前の記録も残ることを確認します。実の更新や、本物のアプリの互換性検査を済ませたという意味ではありません。
- before.jsonを保管
- settings.jsonを修正
- 旧設定と新設定を比較
別の条件で使う準備
OS・ブラウザー・業務アプリの更新を計画する
- 修正済みの版と、更新後に必要な仕事が動くかの確認条件を読みます。
- 更新前の保存、更新、動作確認の設定を一つずつ変えて比べます。
- 更新できたことと、仕事を続けられることを分けて説明します。
ここでは実務で条件が増えた場合の考え方も紹介しました。今回の実習で操作する範囲は、次の「自分のパソコンで確かめる」で確認します。追加の別課題を提出する必要はありません。
アプリ更新の前後で設定を読み直す
本文の知識を、この実習でどう使うか
設定のversionはアプリの版、autoUpdateは自動更新、screenLockは画面ロックの有効・無効を表します。今回は架空の設定だけを変えます。
- 更新前の記録
- 設定を修正
- 新旧の値を比較
結果が違ったときに考えること:settings.jsonとbefore.jsonを両方書き換えると、変更前の証拠を失います。before.jsonは編集せず比較します。
版を2へ変え、二つの設定を有効にしても、変更前の記録が残る。
WindowsまたはMacの操作手順、準備に失敗したときの確認方法、実行コマンドは実習画面に用意しています。ページ下部の「準備から実習を始める」から進んでください。
この実習の架空データで確認した結果です。実際の利用者や本番システムの安全性を保証しません。