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この講座で学ぶこと
パソコンとインターネットの基本から、
情報を安全に扱う方法を学ぶ。
この講座では、ファイルの保存やインターネット通信の仕組みから学びます。その後、アカウントの乗っ取りを防ぐ方法、他人の書類が読めてしまうプログラムの直し方、消えたデータを戻す方法を練習します。説明を読み、自分のパソコンで設定やコードを変更して結果を確かめます。結果と理由を提出し、指摘があれば同じ課題を直して再提出します。
この教材で得られること
アカウントの乗っ取りや書類の漏えいを防ぐ方法を学びます。例えば「他人の書類が読めてしまう」問題では、原因を調べ、コードを直し、本人だけが読めるようになったかを練習用のWebサービスで確かめます。
- アカウントの乗っ取りや書類の漏えいを防ぐ
パスワードの使い回しを避け、不審なメールを確かめ、アプリを更新する方法を学びます。書類を読む人を制限する設定も練習します。
実習で確認するもの:変更した設定と、他人の操作を防ぎながら本人が使えることの確認結果- 問題を調べてよいサイトと操作を決める
サイトの管理者と、調べてよいページ、試してよい操作、作業する時間を決めます。異常が起きたときに作業を止める条件も確認します。
実習で確認するもの:管理者と決めた範囲の操作だけを許す設定と、その確認結果- 他人の書類が読めてしまう原因を調べる
誰からの要求を受け、どの書類を返したかを確かめます。読む許可の確認や、検索の条件に不足がないかを調べます。
実習で確認するもの:送った要求、返った書類、読むことを許した条件の説明- コードや設定を直し、問題が解消したか確かめる
読む許可を判断するコードや検索の命令を直します。他人の書類は読めず、本人の書類は読めることを確かめます。
実習で確認するもの:修正したコードや設定と、修正前後の実行結果- 消えたり壊れたりしたデータを戻す
事故の記録を残し、同じ問題が繰り返されないよう原因を直します。保存しておいたコピーからデータを戻し、必要な内容が読めるか確かめます。
実習で確認するもの:選んだコピー、復元した内容、復旧後に使えることの確認結果- 分かったことと、まだ分からないことを報告する
操作の記録と実行結果を使って、何が起きたかを説明します。記録だけでは分からないことは断定せず、次に何を調べるかを伝えます。
実習で確認するもの:説明の根拠となる記録と、追加で確認する内容
導入22節で、ファイルの保存、アカウントや書類を守る設定、Webサービスの問題の修正、データの復旧を練習します。実際の企業のシステム全体を調査する課題や、専門資格の認定は含みません。
導入の後は、本編116節で詳しく学ぶ
アカウント・データ・通信・ソフトウェア・プライバシーの仕組みを、原稿の全演習で確かめます。本文と図を読み、各節の一つの端末実習、提出、復習と再提出まで順番に進めます。
ファイル・通信・コードの操作から始めます。
アカウント・データ・ソフトウェアの保護を詳しく学びます。
一つの講座に合計138節あります。各節は複数の説明の項と、一つの端末実習で構成されています。節の一覧は目次にまとめています。
情報を守るために、何を確認するか
社員が会社のWebサービスで書類を読む場面を考えます。書類を他人に見られたり、勝手に書き換えられたりするのを防ぎ、必要なときに使えるようにします。
- 見てよい人だけが見られる:
- 読む許可のない社員に、他の社員や別の会社の書類を見せない。
- 情報を正確に保つ:
- 許可のない書き換えや削除を防ぎ、誤って内容が変わっていないか確認する。
- 必要なときに使える:
- 書類を読む必要がある社員が、必要なときに読めるようにする。全員の利用を禁止したり、大量の通信でサービスを止めたりしない。
Webサービスの実習では、誰にどの書類を読ませるかを考えます。他人の書類は読めず、本人の書類は読めることの両方を確かめます。
Webの中で、何が起きているのか
「書類を見る」を押すと、ブラウザーが要求を送り、サーバーが判断し、必要に応じてを検索します。結果が応答として返り、画面に表示されます。
- ① ブラウザー
サーバーへ「書類を見たい」と送る - ② ・サーバー
誰が、どの書類を読んでよいか調べる - ③
条件に合うデータを探す - ④ 応答と画面
結果を受け取って表示する
画面から書類へのリンクを消しても、サーバーへ直接「この書類を見たい」と送れる場合があります。そのため、サーバーが読む許可を確認し、検索結果にも他人の書類を含めないようにします。処理の記録()を残すと、後から何が起きたかを調べられます。
通信と設定を学ぶときに使う言葉
次の用語は、通信や設定を扱う節で詳しく説明します。まず、Webページの住所や、サーバーへ頼む操作を表す言葉があると分かれば十分です。
- :送り先を表すもの
https://training.example.test/reportsなら、httpsが方式、training.example.testが、/reportsがです。例示用の名前であり、実際にアクセスする対象ではありません。- :通信方式・相手の名前・の組合せ
- 例えば https://sample.example.test:8443 は、通信方式が、相手の名前がsample.example.test、サービスを区別するが8443です。この三つの組合せをと呼びます。でを省略した場合は443として扱います。
- :依頼する操作の種類
- は取得、はデータを送って処理を依頼する場面などで使います。ある場所のが許可されても、すべての操作が許可されたことにはなりません。実際の機能はの仕様も確認します。
- :設定や値を表す形式
{"path":"/reports","method":""}は、名前と値の組を波括弧でまとめたものです。文字列は二重引用符、組の区切りはカンマを使います。演習では見本を読み、条件を変えて結果を確認します。
最初の節では、架空のファイルをコピーして保存するところから始めます。用語は使う場面で読み直しながら覚えていきましょう。
実務の流れと、学ぶ順番
仕事でWebサイトの問題を調べるときは、まず何を調べるかと、管理者の許可を確認します。その後、問題を再現し、コードや設定を直し、直ったかを確かめて報告します。この講座では、その作業に必要なファイル・通信・コードの読み方から順に学びます。
実習で操作してよい場所:この講座に用意された練習用のデータとサーバーだけを使います。会社や他人のWebサイトで、許可なく試してはいけません。調べてよいページ・操作・時間の決め方は、通信と設定の基本を学んだ後の「Webサイトの安全を調べる前に、調べてよい場所を決める」で扱います。
- ファイル・通信・コードの基本を知る
- アカウント・データを守る
- 調べてよい範囲を決める
- 問題を再現し、コードや設定を直す
- 結果を確かめ、根拠を示して報告する
導入22節を、ファイルの保存、アカウントや書類の保護、Webサービスの修正、データの復旧の順に学びます。間違えたときは、結果に表示された説明を読み、設定やコードを直してもう一度試せます。復習後は同じ課題を直し、前回との違いと、その理由を確かめて再提出します。
各セクションでは、この順で進めます
- 何を学ぶか、仕事でいつ使うかを読む
今回できるようになることを確認し、前の節で学んだ知識をどこで使うか読みます。
- 結果を予想し、コードや設定を変える
実習の手順に沿って、ファイルの保存先や設定、コードなどを変えます。何が起きるか先に予想し、実行後の結果と比べます。分からないときはヒントを使えます。
- 変更したファイルと、結果の理由を提出する
課題で指定されたファイルだけを選び、実行前の予測、変更前後の結果、そうなった理由を添えます。送信前に内容を確認できます。会社の資料や実在の秘密情報は提出しません。
- 間違えた理由を読み、もう一度試す
ファイルの確認結果と、説明で確認できたことを分けて表示します。指摘にある本文や図を読み直し、同じ課題を直して再提出できます。説明の評価が「未判定」の場合は、間違いが確定したという意味ではありません。
準備ができたら、ファイルの操作から始める
日本語で学習できます。初めて出てくる言葉は、点線の用語をクリック・タップして確認できます。コードの読み方も例で説明します。登録なしでも練習でき、ログインすると入力の保存や学習の振り返りができます。
最初は架空のファイルをコピーし、元を残して書き換える練習です。使用してよい環境もここで確認します。詳しい作業範囲の設定は、通信とを練習した後で学びます。